[0598] 上流CASEツール

平成15年度春期 基本情報技術者試験より
上流CASEツールに分類されるものはどれか
システム設計支援ツール
テストデータ生成ツール
プログラム自動生成ツール
プロジェクト管理ツール

正解

解説

 CASEツール(Computer Aided Software Engineering)とは,システム開発を支援するためのソフトウェアです。 大規模な開発案件ではシステムの設計に論理的矛盾がないことを,人間の力だけでチェックするのは容易ではありません。また,作成すべきドキュメントも膨大になる傾向があります。CASEツールは,設計が正しく行われているかチェックを行い,ドキュメントやプログラムの一部を自動的に作成するので,システム開発の生産性を高めることができます。

 例えば,データ設計を支援するCASEツールであれば,ツール上で作図した E-R図に対して自動的にチェックを行い,さらに,データベースのテーブル定義(CREATE TABLE文)を生成することができます。当然ながら,作図した E-R図をプリントアウトしてデータ設計図として利用することもできます。




 CASEツールは,開発のどの段階を支援するかによって上流CASEツール下流CASEツール統合CASEツールに分かれます。

 計画や設計など開発の初期段階を支援するものを上流CASEツール,プログラム開発やテスト,保守など開発の後段階を支援するものを下流CASEツール,上流から下流まで一貫して扱えるものを統合CASEツールと呼びます。


 システム設計支援ツール
システム設計支援ツールは上流CASEツールに分類されます。

 テストデータ生成ツール
テストデータ生成は下流工程なので上流CASEツールでは扱いません。

 プログラム自動生成ツール
プログラム自動生成は下流工程なので上流CASEツールでは扱いません。

 プロジェクト管理ツール
プロジェクト管理ツールは工程全般の管理を行うものなので、上流CASEツールには分類されません。


以上より,上流CASEツールに分類されるものは,「ア」となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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