[0596] ERPとは?

平成16年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
ERPパッケージの活用の目的として,適切なものはどれか。
基幹業務のビジネスプロセスを見直して,経営資源全体をリアルタイムに把握し,その有効利用を図る。
業務改革の視点で業務プロセスの見直しを行い,新しい業務プロセスを実現する。
生産管理において,製品の部品所要量を計画し,部品調達を効率よく行う。
他社との受注・発注情報の連携を効率的・効果的に行う。

正解

解説

 ERP(Enterprise Resource Planning)とは,直訳すると企業資源計画で,企業にとって不可欠な「人」「設備」「資金」「情報」などをめぐる活動,いわゆる基幹業務にかかわる資源の効率的な活用を図るための経営概念です。ERPパッケージはこれを実現するソフトウエアです。

 ERPパッケージは企業の資源を一元管理します。たとえば,営業部門で入力された売上伝票は瞬時に他部門からも参照され,在庫計画や仕入計画にリアルタイムに反映されるので,企業全体として時間と費用の無駄を抑えることに役立ちます。

 ERPソフトウェアには,パッケージではないもの,つまり会社ごとの独自開発のものもありますが,近年ではERPソフトウェアあるいは単にERPといえばERPパッケージの色合いが強くなってきました。

 それでは選択肢を見てみましょう。

 基幹業務のビジネスプロセスを見直して,経営資源全体をリアルタイムに把握し,その有効利用を図る。
ERPパッケージの活用の目的として,適切です。

 業務改革の視点で業務プロセスの見直しを行い,新しい業務プロセスを実現する。
BPR(Business Process Reengineering)の説明です。ERPパッケージの導入によってこれを実現する場合もありますが,ERPパッケージの活用の目的として,必ずしも適切であるとは言えません。

 生産管理において,製品の部品所要量を計画し,部品調達を効率よく行う。
MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画) の説明です。ERPパッケージの中には生産管理から派生したものもありますが,ERPパッケージの活用の目的として,必ずしも適切であるとは言えません。

 他社との受注・発注情報の連携を効率的・効果的に行う。
EOS(Electronic Ordering System:電子発注システム)の説明です。


 以上より,「ERPパッケージの活用の目的として,適切なもの」はアとなります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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