[0577] 予測技法

平成15年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
ほかの技法では答えが得られにくい,未来予測のような問題に多く用いられ, (1) ~ (3) の手順に従って行われる予測技法はどれか。
    (1) 予測対象に従って,複数の専門家を回答者として選定する。
    (2) 質問に対する回答結果をフィードバックし,再度質問を行う。
    (3) 回答結果を統計的に処理し,確率分布とともに回答結果を示す。
KJ法
クロスセクション法
シナリオライティング法
デルファイ法

正解

解説

 まずは,各選択肢の技法について説明します。

■ KJ法

KJ法とは,問題を整理して本質的,潜在的な問題を明らかにするための手法です。情報を記入したカードを広げ,イメージが近いものをまとめてはカードの要約(表札)作っていくことを繰り返していき,類似するカードがなくなった時点で,図示・文章化を行います。個人レベルのアイディア整理だけではなく,集団での意思統一にも利用されています。


■ クロスセクション法

先行している他の事例から将来像を推測するための予測技法です。


■ シナリオライティング法

ある問題についてシナリオを立てながら将来を予測する技法です。登場人物,行動規範,環境,期間など,さまざまな要素を基にしてシナリオを作成します。シナリオを作成する専門家の直感,判断が強く反映される傾向があります。


■ デルファイ法

デルファイ法は,ある分野の専門家にアンケートを繰り返し行うことによって意見を収斂させていく技法で,技術予測に利用されています。アンケート結果を回答者へフィードバックしたうえで再度アンケートを行います。回答者は全体の意見の傾向を見ながら自身の回答を検討するので,意見が集約する方向に向かっていきます。



 選択肢のクロスセクション法,シナリオライティング法,デルファイ法はいづれも将来を予想するための技法ですが,質問とフィードバックを繰り返す技法は,デルファイ法です。よって,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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