[0573] テストを行う際の考え方

平成14年度秋期 基本情報処理技術者試験より
システムのテストを行う際の考え方として,適切なものはどれか。
テストとは,正常に動作することを確認することであり,誤った操作に対するテストは省略してよい。
テストとは,品質確認のために行うものであり,正常に動作する場合,その記録は不要である。
テストを行う場合,エラーが存在しないことを完全に証明するデータを作成しなければならない。
テストを行う場合,可能な限りエラーを見つけることができるようにテストデータを作成しなければならない。

正解

解説

 システムの内容によっては,ひとつの不具合であっても,社会的に大きな影響を及ぼしたり,人命に関わるケースも考えられます。システムは人間の手作りによる部分が多く,また開発期間も長期に渡るので,不具合の発見,修正には厳重な注意が必要です。


 テストとは,正常に動作することを確認することであり,誤った操作に対するテストは省略してよい。
テストでシステムが正常に動作することを確認するのは大切な目的のひとつです。しかしながら,システムに対して誤った操作が行われたときに,予め設計された方法で対処できることを確認するのも重要です。

 テストとは,品質確認のために行うものであり,正常に動作する場合,その記録は不要である。
正常に動作したことも記録すべきです。

 テストを行う場合,エラーが存在しないことを完全に証明するデータを作成しなければならない。
不具合が存在しないことを証明するのは,事実上不可能です。モジュール単位からシステム単位までの段階を踏んだテスト,さまざまな利用状況,利用環境を想定したテストが行われますが,実施項目は有限であるため,不具合が完全に除去できたことの明確な証明はできません。

 テストを行う場合,可能な限りエラーを見つけることができるようにテストデータを作成しなければならない。
正しい記述です。


 以上より,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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