[0531] 修正保守

平成14年度春期 基本情報処理技術者試験より
ソフトウェアの“修正保守”に関する説明として,適切なものはどれか。
誤りの修正ではなく,より良いアルゴリズムの採用や出力メッセージの充実など,ソフトウェアの完成度を高めるために実施する。
業務要件の変更や,ハードウェアやOSのアップグレードのような処理環境の変更に対応する。
本番稼働後の運用時に予想される問題に対して,トラブルを予防する目的で実施する。
要求された機能が達成されていない場合,業務に支障が出ないように機能仕様書との不一致を修正する。

正解

解説

 保守とは,開発が完了し,本番稼動しているシステムに対して,正常な状態を保つために行われるメンテナンス作業のことです。システムを正常に稼動させるためには,システムのバグを修正するだけではなく,さまざまな物事に対応していかなければなりません。下表は,保守作業の要因に着目した保守分類です。

修正保守
不具合が発生したときに,これを修正するための作業

適応保守
OSのバージョンアップや法律の改正など,環境の変化へ対応するための作業

完全化保守
応答時間の改善など,システムを完全なものにするための作業

拡張保守
機能変更や追加を行い,システムを拡張するための作業


 それでは選択肢をみていきましょう。

 誤りの修正ではなく,より良いアルゴリズムの採用や出力メッセージの充実など,ソフトウェアの完成度を高めるために実施する。
完全化保守の説明です。

 業務要件の変更や,ハードウェアやOSのアップグレードのような処理環境の変更に対応する。
適応保守の説明です。

 本番稼働後の運用時に予想される問題に対して,トラブルを予防する目的で実施する。
予防保守の説明です。予防保守は,システムのトラブル発生を未然に防ぐためのものです。

 要求された機能が達成されていない場合,業務に支障が出ないように機能仕様書との不一致を修正する。

システムの不具合であり,これを修正するための保守作業は修正保守です。


 よって,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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