[0526] 音響データのサンプリング

平成15年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
音響データのサンプリング(標本化)に関する記述のうち,適切なものはどれか。
音量を上げてサンプリングすると,データの量は増加する。
サンプリング周波数とサンプリングのビット数を同一にしたまま,符号化方式をステレオからモノラルに変更すると,データ量は 1/4 になる。
サンプリング周波数を 11kHzから 22kHzにすると,データ量は 2倍になる。
サンプリング周波数を低くすると,得られるデータの音程は原音よりも低くなる。

正解

解説

 音は空気の振動として伝わるものであり,いわば「アナログ」なデータなので,コンピュータで音を扱う場合は,デジタルデータへ変換しなければなりません。

 アナログの音響データをデジタル信号へ変換するには,サンプリング量子化符号化,といった処理を行います。

 サンプリングは,波形としてとらえた音響データを細かい時間ごとに区切っていき,その単位での振幅を取り出す作業です。1秒間で区切る回数をサンプリング周波数といいます。サンプリング周波数が大きいほど,細かい時間ごとに区切ることになるので,音質は向上します。

 量子化は,サンプリングで得た時間単位の振幅の大きさを数値に置き換える作業です。こうして得られた時間単位での振幅量をデジタルデータとして表現する作業を,符号化といいます。


 それでは選択肢をみていきましょう。

 音量を上げてサンプリングすると,データの量は増加する。
音量とデータ量は無関係です。

 サンプリング周波数とサンプリングのビット数を同一にしたまま,符号化方式をステレオからモノラルに変更すると,データ量は 1/4 になる。
音楽演奏の再生などに利用されるステレオの場合,音の立体感を演出するために,独立した 2系統のデータを持ちます。モノラルであれば,1系統のデータしか持ちません。したがって,符号化方式をステレオからモノラルに変更すると,データ量が倍になってしまう,ということはありません。

 サンプリング周波数を 11kHzから 22kHzにすると,データ量は 2倍になる。
正しい記述です。

 サンプリング周波数を低くすると,得られるデータの音程は原音よりも低くなる。
サンプリング周波数と音程は無関係です。


 以上より,ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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