[0522] システムの性能評価

平成15年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
新しいコンピュータシステムを選択するときに行うシステムの性能評価に関する記述のうち,適切なものはどれか。
できる限り単純な環境で測定すべきである。プログラムの多重度も 1 にして,数多くのプログラムを実行すれば,評価に必要なデータを得ることができる。
比較的単純で理解しやすいプログラムをテスト用に作成し,必要に応じて繰り返し実行して性能を測定すれば,実際の利用形態に近い評価を行うことができる。
メモリ容量や入出力装置の構成の違いによる影響を受けにくいテストプログラムを用いれば,精度の高い評価を行うことができる。
よく利用されるプログラムや処理時間が重要なプログラムなどを使って測定すれば,評価に必要なデータを得ることができる。

正解

解説

 システムを性能評価する手法にはさまざまなものがあります。稼動中のシステムであれば,システム稼動状況をモニタリングしたり,動作内容をログに出力させたものを分析したりすることが可能です。しかしながら計画段階ではシステムがまだ実在していないので,ベンチマークテストを実施したり,評価するシステムを簡略化したモデルを構築し,シミュレーションして性能予測することもあります。

 当然ながら,実在するシステムで性能評価を行うほうが,より精度の高い結果が得られます。実在しない場合は,何のために何の性能指標を調査するかを明確化し,適切な評価方法を選択しなければなりません。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 できる限り単純な環境で測定すべきである。プログラムの多重度も 1 にして,数多くのプログラムを実行すれば,評価に必要なデータを得ることができる。
可能であれば,実稼動状態に近い環境で測定すべきです。

 比較的単純で理解しやすいプログラムをテスト用に作成し,必要に応じて繰り返し実行して性能を測定すれば,実際の利用形態に近い評価を行うことができる。
テストプログラムを繰り返して実行するだけでは,限られた指標しか得られません。利用形態に即したテストが必要です。

 メモリ容量や入出力装置の構成の違いによる影響を受けにくいテストプログラムを用いれば,精度の高い評価を行うことができる。
メモリ容量や入出力装置の構成も含めたシステム全体での評価を行うべきです。

 よく利用されるプログラムや処理時間が重要なプログラムなどを使って測定すれば,評価に必要なデータを得ることができる。
正しい記述です。

 以上より,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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