[0482] 情報システム化計画

平成15年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
情報システム化計画を立案するときに考慮すべき事項として,適切なものはどれか。
運用を考えて,できるだけ自社の社員で開発をするよう検討を進める。
失敗を避けるため,同業他社を調査し,同じシステムにする。
情報化の構想,運用マニュアル及び障害対策を具体的に示す。
情報システムの有効性及び投資効果を明確にする。

正解

解説

 システム化計画は,基本計画段階における重要な作業で,経営戦略・目標を達成するために現状調査と分析を行い,システムのあるべき姿を明らかにします。また,システム化による投資対効果,技術動向の検討なども行ないます。

 下表は,基本計画における作業手順と作業内容をまとめたものです。システム化計画は,基本計画における最初の作業となります。

システム化計画
・現状分析と調査
・システムのあるべき姿を検討
・費用対効果の検討
・技術動向の検討
・制約条件の検討

開発計画
・開発体制の決定
・利用する資源(資金/人員/物品など)の決定
・大工程スケジュールの決定
・開発手法/成果物とその承認方法の決定

要求定義
・機能要件の定義
・データ項目と構造の定義
・ハードウェア/ソフトウェア/ネットワークの決定
・性能要件の定義
・業務フローの作成
・運用要件の定義



 それでは選択肢をみていきましょう。

 運用を考えて,できるだけ自社の社員で開発をするよう検討を進める。
開発から運用に至るまでを外部組織に委託することは可能であり,外部組織の利用も検討すべきです。

 失敗を避けるため,同業他社を調査し,同じシステムにする。
類似するシステムの調査も行ないますが,同じシステムにする必要はありません。自社の経営環境に適合したシステムにすべきです。

 情報化の構想,運用マニュアル及び障害対策を具体的に示す。
運用マニュアルや障害対策など具体的な事項は,後の工程で決定します。

 情報システムの有効性及び投資効果を明確にする。
正しい記述です。


 よって,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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