[0466] アドレスクラス

平成13年度秋期 基本情報処理技術者試験より
クラスC の IPアドレスとして,コンピュータに付与できるものはどれか。
192.0.0.255
192.0.256.16
192.128.0.0
192.128.0.128

正解

解説

 TCP/IP によるネットワークでは,全体を大きなネットワークとして捉えるのではなく,小さなネットワーク同士が接続されているものとして考えます。このネットワークの単位を決定する要素のひとつに,アドレスクラスがあります。

 IPアドレスは,その値によってクラスA ~ E と呼ばれるアドレスクラスに分類されます。アドレスクラスによって IPアドレスの用法,利用組織への割り当て数が異なります。IPアドレスがどのクラスに属しているかは,IPアドレスの先頭 4ビットまで判別できます。



 例えば,「192.168.1.5」という IPアドレスであれば,2進数へ変換し,先頭ビットが「110」であることから,クラスC であるとわかります。



 ネットワークパートは,ネットワークの番号を表す情報,ホストパートは,そのネットワークに属する機器を一意に表す情報です。例えば,クラスA であれば,24ビット( = 16,777,216 )ものホストを同一ネットワークに所属させることができます。クラスB では 16ビット( = 65,536 ),クラスC では 8ビット( = 256 )です。ネットワークを構築する際には,接続する機器数に応じて,クラスA ~ C を選択します。

 クラスD はマルチキャストという通信用の IPアドレス,クラスE は,実験用として確保されているIPアドレスです。



 ただし,ネットワークパートで決定されるIPアドレスの範囲すべてが利用できるわけではありません。例えば,クラスC のIPアドレス 192.168.1.0 ~ 192.168.1.255 であれば,先頭のアドレス 192.168.1.0 と最後のIPアドレス 192.168.1.255 は使用しません。先頭のIPアドレスは,ネットワークを識別するための IPアドレスで,ネットワークアドレスと呼ばれます。最後のIPアドレスは,ブロードキャストアドレスと呼ばれる特殊な番号です。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 192.0.0.255
ブロードキャストアドレスなので使用できません。

 192.0.256.16
「256」は 8ビットで表現する値 0 ~ 255 を超えているので使用できません。

 192.128.0.0
ネットワークアドレスなので使用できません。

 192.128.0.128
使用できます。


 よって,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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