[0461] 開発規模と開発工数の関係

平成13年度秋期 基本情報処理技術者試験より
ソフトウェアの開発規模と開発工数の関係をグラフで表現したとき,最も適切なものはどれか。

正解

解説

 一般的に,ソフトウェア開発規模と開発工数は,比例の関係にはなりません。大きなシステムになるほど,指数関数的な関係となる傾向にあります。その理由は,
  • すべての要員へ知識を伝達させるのが難しくなるため
  • 要員を管理する作業が複雑になるため
  • モジュールが増えることにより,設計するインタフェースが増加するため
  • システムそのものの複雑性が増加するため
など,さまざまな要因があります。ここで,例を挙げて考えていきましょう。

 開発するシステムが 2サブシステムで構成され,1サブシステムごとに担当者を選任する場合,この 2者間でコミュニケーションをとり,開発を進めていきます。これが倍の 4サブシステムになると担当者は少なくても 4名が必要になります。

 ところが,設計するサブシステムのインタフェースは,1 から 6 へと大きく増加します。各担当者の作業量が増えるだけではなく,各サブシステム間での仕様調整が複雑になります。場合によっては,全体的な設計の調整を行なう専任担当が別途必要になるかもしれません。



 以上より,選択肢のグラフでは,指数関数的な増加を表す エ が正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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