[0456] 構造化プログラミング

平成13年度秋期 基本情報処理技術者試験より
プログラムの作成において,モジュール論理設計の要点である構造化プログラミングの説明として,適切なものはどれか。
コーディングの字下げ規則を設け,ソースリストを見やすくする。
注釈を活用し,それを読むだけで処理内容が分かるようにする。
一つのモジュールの大きさの目安は,50 ~ 150 ステップとする。
三つの基本構造“順次・選択・繰返し”で記述する。

正解

解説

 構造化プログラミングは,コンピュータ科学者ダイクストラによって提唱されたプログラミング手法です。プログラムへの入口が 1つ,出口が 1つであれば,順次,選択,繰返しの 3構造で全てのプログラムは記述可能であるとしています。順次はプログラムで記述された順に処理を行なっていく構造,選択は条件によって処理を分岐させる構造,繰返しは条件が満たされている間は,一定の処理を繰り返す構造です。



 構造化プログラム以前は,「goto文」と呼ばれる命令を使用しプログラムの流れを制御する方式が主流でした。goto文は,制御構造とは無関係にプログラム上の任意の命令へ処理を飛ばすことができる命令です。

 しかしながら大きなプログラムになると,goto文が大量に埋め込まれることによって,あちこちに処理が飛んでしまう状態になってしまいがちです。こうなると,作成した本人ですらプログラム構造の理解がしにくく,保守性の悪いプログラムとなります。このようなプログラムは制御ロジックが絡み合っている様子から「スパゲティプログラム」とも呼ばれます。

 構造化プログラミングは,スパゲティプログラムを生み出さないためのプログラミング手法として着目されました。誕生以来 30年以上が経過していますが,その考え方は現在においても標準的なプログラミング手法とされています。

 それでは選択肢をみていきましょう。

 コーディングの字下げ規則を設け,ソースリストを見やすくする。
構造化プログラミングの説明ではありませんが,プログラムの可読性を向上させるために,できるだけ適用すべきルールです。

 注釈を活用し,それを読むだけで処理内容が分かるようにする。
構造化プログラミングの説明ではありませんが,プログラム中のコメントはできるだけ分かり易く,かつ簡潔に記述するようにします。

 一つのモジュールの大きさの目安は,50 ~ 150 ステップとする。
モジュールの大きさは規定していません。

 三つの基本構造“順次・選択・繰返し”で記述する。
構造化プログラミングの説明です。


 よって,エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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