[0444] リストアで得られる効果

平成15年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
DAT を使って磁気ディスクの全ファイルのバックアップを取り,この磁気ディスクを初期化した後,DATから全ファイルを磁気ディスクに戻したところ,システムの起動やデータアクセスの時間が短くなった。この理由として,適切なものはどれか。
磁気ディスク上のファイルの断片化が解消されたから。
初期化によって不要なファイルが削除され,空き領域が増えたから。
バックアップの際,二重化されていたファイルが一つになったから。
バックアップを戻した際,アクセス頻度の高いファイルがディスクの外周近くに集められたから。

正解

解説

 DAT(Digital Audio Tape) は,音声をデジタル信号で記録するテープ媒体です。DAT はオーディオ用途で利用されていますが,コンピュータ用の記録媒体に転用したものが DDS(Digital Data Storage) です。使用するテープ長,フォーマットの違いにより,DDS,DDS-2,DDS-3,DDS-4 といくつかの規格があり,記憶容量は DDS-4 で 20GB,圧縮時で最大 40GB です。

 まずは,問題文の手順どおりに作業を行なった場合,磁気ディスクがどの様な状態になるかを考えていきます。最初の時点で磁気ディスクの使用状況は下図のようになっているとします。(※ファイルシステムなどを考慮しない概念図として捉えてください)



 次に,バックアップ,磁気ディスクの初期化,DAT からのリストアを行ないます。




 (3)の実行結果から,磁気ディスク上にデータが連続的に格納されることがわかります。データが連続的に配置されていると,磁気ディスクは少ない動作で読み取ができるようになるため,データアクセス時間が短くなります。

 よって,アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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