[0415] EDI

平成13年度春期 基本情報処理技術者試験より
EDIに関する記述として,最も適切なものはどれか。
OSI基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格であり,メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービスである。これによって,異機種間の相互接続が可能となる。
通信回線を介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で交換することである。その際,当事者間で必要となる各種の取決めは,標準的な規約を用いる。
ネットワーク内で伝送されるデータを蓄積したり,データのフォーマットを変換したりするサービスなど,付加価値を加えた通信サービスであり,第二種電気通信事業者が提供する。
発注情報をデータエントリ端末から入力することによって,本部又は仕入先に送信し,発注を行うシステムである。これによって,発注業務の省力化,物流・在庫管理の効率化を図ることができる。

正解

解説

 EDI(Electronic Data Interchange;電子データ交換)とは,受発注などの商取引データを,コンピュータと通信回線を用いて企業間で交換するためのシステムです。

 EDIが普及するまでは,特定の企業間のみでのデータ交換が行なわれていました。しかし,データフォーマットや通信方法は企業ごとに独自に定義されていたので,相手先ごとにデータ交換システムを開発しなければなりません。企業の力関係も作用し,中小企業にとっては負担となることもありました。



 EDIでは,標準化された通信手順,データフォーマットを利用することで,システムを相手先ごとに構築する必要がありません。EDIに準拠したソフトウェアもパッケージ化されており,従来の仕組みに比べて短時間,低コストで導入可能です。



 ただし,EDI に参加するには,取引先とは事前にさまざまな合意をしておく必要があります。どの規約を使って通信するのか,業務運用に関する約束事項,そもそも商取引を行なう際に必要な取引基本規約などです。こうした背景もあり,EDIは業界単位で発展してきました。

 近年では,従来型 EDI の取り決めをできるだけ少なくし,業種を超えたより幅広い企業間での EDI 適用を目的とした,オープンedi の研究も進められています。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 OSI基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格であり,メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービスである。これによって,異機種間の相互接続が可能となる。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)の説明です。

 通信回線を介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で交換することである。その際,当事者間で必要となる各種の取決めは,標準的な規約を用いる。
EDI(Electronic Data Interchange)の説明です。

 ネットワーク内で伝送されるデータを蓄積したり,データのフォーマットを変換したりするサービスなど,付加価値を加えた通信サービスであり,第二種電気通信事業者が提供する。
VAN(Value Added Network) の説明です。

 発注情報をデータエントリ端末から入力することによって,本部又は仕入先に送信し,発注を行うシステムである。これによって,発注業務の省力化,物流・在庫管理の効率化を図ることができる。
EOS(Electronic Ordering System)の説明です。


 以上より,イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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