[0410] エンドユーザコンピューティング

平成14年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
エンドユーザコンピューティング(EUC)に関する記述として,最も適切なものはどれか。
EUCによるソフトウェア開発では,ユーザが簡単にシステム構築できる開発ツールを選び,これらの教育を行う必要がある。
EUCの普及によって,企業内の情報システム部門にはソフトウェア開発のバックログが蓄積するようになる。
EUCは,ソフトウェアパッケージを全く利用せず,エンドユーザがシステム環境の構築や運用管理を行うことが特徴である。
EUCを支えるためには,COBOL,C,Javaなどのプログラム言語の教育が重要であり,それは情報システム部門の重要な任務である。

正解

解説

 エンドユーザコンピューティング(EUC)とは,利用者が積極的にコンピュータを利用して業務を行なうことです。アプリケーションの設計,開発までも行なうことをエンドユーザデベロップメント(EUD)と,区別して呼ぶことがあります。この場合,本来の業務を抱えた利用者が主導となるため,できるだけ開発作業を低減できるよう,開発ツールの導入を積極的に検討するようにします。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 EUCによるソフトウェア開発では,ユーザが簡単にシステム構築できる開発ツールを選び,これらの教育を行う必要がある。
正しい記述です。

 EUCの普及によって,企業内の情報システム部門にはソフトウェア開発のバックログが蓄積するようになる。
バックログとは手つかずの仕事のことであり,この場合,開発に着手できてないソフトウェアを指します。利用者自身でシステムを開発している状況では,情報システム部のバックログは軽減されるはずです。

 EUCは,ソフトウェアパッケージを全く利用せず,エンドユーザがシステム環境の構築や運用管理を行うことが特徴である。
ソフトウェアパッケージの利用は積極的に検討すべきです。

 EUCを支えるためには,COBOL,C,Javaなどのプログラム言語の教育が重要であり,それは情報システム部門の重要な任務である。
プログラム言語の知識がなくてもEUCツールのみでシステム開発が可能な場合もあります。したがって,利用者部門へのプログラム言語教育は必須とはいえません。


 以上より,アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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