[0403] MTBF,MTTR

平成14年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
あるシステムにおいて,MTBF と MTTR がともに 1.5倍になったとき,アベイラビリティ(稼働率)は何倍になるか。
2/3
1.5
2.25
変わらない

正解

解説

 稼働率はシステムの可用性(どのぐらいの頻度でシステムが使用可能状態となっているか)を示す数値であり,以下の式で求めることができます。

 稼働率 = (稼働時間) ÷ (稼働時間 + 修理時間)

 計算式は,分子が稼働時間,分母が(稼働時間 + 修理時間)となっています。つまり,計測しているすべての時間のうち,システムが正常に稼動している時間の割合が稼働率となります。100日間運用しているなかで 1日だけ停止するシステムは,稼働率が 0.99 ということになります。

 稼働時間は平均故障間隔(MTBF; Mean Time Between Failures)と呼ばれることがあります。「修理を終えたシステムが次に故障を起こすまでの平均時間」の意味で,「稼働時間」とは逆の視点から説明している言葉だといえるでしょう。修理時間は平均修理時間(MTTR; Mean Time To Repair)ともいいます。よって稼働率の式は,以下のように表記できます。

稼働率 = (MTBF) ÷ (MTBF + MTTR)

 それでは,MTBF と MTTR がともに1.5倍となるときの稼働率を計算しましょう。
    稼働率 = 1.5 × MTBF ÷ ( 1.5 × MTBF + 1.5 × MTTR )
    稼働率 = 1.5 × MTBF ÷ { 1.5 × ( MTBF + MTTR )}
    稼働率 = MTBF ÷ ( MTBF + MTTR )
 よって,MTBF と MTTR がともに1.5倍となっても稼働率は変わらないので,エが正解となります。
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