[0400] 10BASE5

平成13年度春期 基本情報処理技術者試験より
10BASE5に関する記述のうち,適切なものはどれか。
伝送距離は最大 5kmである。
伝送速度は 10Mビット/秒である。
伝送媒体はツイストペアケーブルである。
伝送方式はブロードバンド方式である。

正解

解説

 10BASE5 は,IEEE802.3と呼ばれるイーサネット規格のひとつで,10BASE5 以外にも 10BASE2,10BASE-T などがあります。しかし IEEE802.3 では伝送速度が 10Mbps と,現在では速度不足になってきており,新規にネットワークを敷設する場合は,100Mbps の IEEE802.3u(ファストイーサネット),1Gbps の IEEE802.3z,IEEE802.3Ab(ギガビットイーサネット)が利用されています。

 IEEE802.3系の規格は,名称からおおよその仕様を類推することができます。10BASE5 であれば,以下のように分解して考えます。



 先頭の数字「10」は,伝送速度を表します。単位は Mbps です。

 それに続く「BASE」は,変調方式(簡単に言うと「信号の伝え方」)を表します。「BASE」はベースバンド方式,「BROAD」はブロードバンド方式です。ベースバンド方式はデジタル信号のまま通信するのに対し,ブロードバンド方式では,データをアナログ信号に変換して通信します。

 最後の文字「5」は,中継機器などを接続せずに設置できる伝送距離(最大セグメント長)を表します。アルファベットの場合は,伝送媒体を表します。「T」であればツイストペアケーブル,「F」であれば光ファイバケーブルを表します。

 下表に IEEE802.3,IEEE802.3u のなかでも主要な規格を挙げます。規格の名前と仕様を良く見比べてみてください。



 それでは選択肢をみていきましょう。


 伝送距離は最大 5kmである。
伝送距離は 500m です。

 伝送速度は 10Mビット/秒である。
正しい記述です。

 伝送媒体はツイストペアケーブルである。
同軸ケーブルです。

 伝送方式はブロードバンド方式である。
ベースバンド方式です。


 以上より,イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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