[0388] 網羅率,エラー率

平成13年度春期 基本情報処理技術者試験より
網羅率とエラー率の組合せによって、プログラム品質を評価した。図の網掛け部に位置付けられるプログラムの評価として、最も適切な記述はどれか。

一般には品質が良いと判断されるが、例外処理がテスト項目に含まれているかどうかの確認が必要である。
エラーの収束状況が分からないので、この評価方法ではプログラム品質について判断できない。
エラーの発見率が少なすぎるので、テスト方法に問題があると判断すべきである。
網羅率が高いので、テストは十分である。これ以上、テストを続ける必要はない。

正解

解説

 網羅率の計算式では、分子がテストしたステップ数になっています。テストが進むほど値が大きくなっていくので、網羅率はテストの進捗状況を表している指標といえます。

 エラー率の分子はエラー件数、分母がプログラムのステップ数なので、テストの初期段階ではエラー率が低く、テストが進むにつれて高くなっていきます。ただし、エラーが少ないプログラムであれば、テストの最終段階となってもエラー率が低い値のままです。よって、エラー率はプログラムの品質を表している指標といえます。

 それでは選択肢をみていきましょう。

 一般には品質が良いと判断されるが、例外処理がテスト項目に含まれているかどうかの確認が必要である。
網羅率が高く、エラー率が低いのでプログラムの品質は高いと考えられます。ただし、選択肢にあるとおり、例外処理はテストケースの作成漏れが発生しやすい箇所なので、テスト内容を十分に確認しておくことが必要です。

 エラーの収束状況が分からないので、この評価方法ではプログラム品質について判断できない。
網羅率が高く、エラー率が低いので、エラーは収束しつつあると考えられます。

 エラーの発見率が少なすぎるので、テスト方法に問題があると判断すべきである。
この領域での情報だけでは、テスト方法に問題があると断定することはできません。エラーの発生時期、エラー内容なども考慮してから判断すべきです。

 網羅率が高いので、テストは十分である。これ以上、テストを続ける必要はない。
テストが十分ということはありません。あらかじめ作成しているテストケースをすべて通過するまで継続すべきです。


 以上より、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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