[0376] フォールトトレラント

平成13年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
フォールトトレラントシステムの構成要素に該当するものはどれか。
RAID 0
磁気ディスクの二重化
スケジュールバックアップ
データ暗号化

正解

解説

 フォールトトレラント(Fault Tolerant)とは、故障が発生しても本来の機能を維持しようとする考え方です。「耐障害性」と語訳されることもあります。

 フォールトトレラントなシステムを構成するための重要な技術要素として、冗長化があります。冗長化は、構成部品をあらかじめ必要数以上に組み込んでおくことで、使用中の部品が故障しても、余っている部品でシステムを停止せずに運転できるようにする方法です。ハードディスクであれば、RAID 1(ミラーリング)が冗長化技術として有名です。

 サーバ製品には「フォールトトレラントサーバ」と謳っているものもあります。最も故障の発生しやすいハードディスクの2重化はもちろんのこと、CPUやメモリ、電源、I/O装置にいたるまで 2重化し、必要によっては 3重化して、耐障害性を高めています。



 それでは選択肢をみていきましょう。


 RAID 0
RAID 0 はストライピングと呼ばれる技術で、複数のハードディスクをまとめて 1つの大きなハードディスクとして利用するためのものです。冗長化はされていないので、フォールトトレラントシステムにはなりません。

 磁気ディスクの二重化
正しい記述です。

 スケジュールバックアップ
スケジュールバックアップは、既定のタイミングでバックアップを自動的にとる仕組みです。バックアップはシステムを復旧するための手段であり、運用を継続するためのものではありません。

 データ暗号化
暗号化は、データ内容を第三者に漏洩させないための技術です。


 よって、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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