[0367] 要求仕様書

平成14年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
システム開発を基本計画、外部設計、内部設計、プログラム設計、プログラム開発、テスト、運用・保守の工程順に実行するウォータフォールモデルにおいて、工程終了の成果物として要求仕様書を作成する工程はどれか。
外部設計
基本計画
内部設計
プログラム設計

正解

解説

 ウォーターフォールモデルとは、システム開発における方法論のひとつであり、もっともよく知られているものです。滝の流れのように、基本設計といった上流工程から、プログラミング・テストといった下流工程まで順に工程が流れていく様から「ウォーターフォール」と呼ばれます。

 通常、ウォーターフォールモデルでは、各工程の最終段階までに成果物を作成します。成果物とは、そのプロジェクトで作る設計書などのドキュメントや製品を指します。開発を依頼した側がこの成果物を検証し、承認することで、プロジェクトは次の工程へ進むことができます。次工程では、前工程で承認された成果物を基にして、さらに詳細レベルの設計を行っていきます。

 それでは、各工程における主な成果物をまとめます。開発するシステム、開発手法などによって成果物が異なる場合があるので注意してください。

■ 基本計画

システム化計画書
現状の問題を明らかにし、(コスト的・期間的・技術的に)実現可能な解決方法と、予想される効果をまとめる。

システム開発計画書
システムを構築するために必要な期間、人員、予算などをまとめる。

要求仕様書
システムに要求される仕様をまとめる。
・システム機能の概要
・システム性能の目標
・データおよびライフサイクルモデルの概要
・ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア構成


■ 外部設計

新業務フロー
新しい業務フローによって要求仕様書を確認する。

サブシステム関連図
システムをサブシステムへと分割し、サブシステム間の関連をまとめる。

画面・帳票設計書
画面・帳票の項目、レイアウトをまとめる。

論理DB設計書
サブシステム関連のインターフェース情報、画面・帳票項目情報などを踏まえて、データの設計を行う。


■ 内部設計

プログラム関連図
機能を詳細に分割し、プログラムの詳細機能と、プログラム間の関連をまとめる。

詳細画面・帳票設計書
画面・帳票の細かいレイアウトや機能、メッセージをまとめる。

物理DB設計書
実際に格納するデータベースのテーブル、データファイルのレイアウトをまとめる。


■ プログラム設計

プログラム設計書
プログラムの処理を明確にする、プログラムサイズが大きくなる場合は分割を検討する。

 よって、基本計画のイが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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