[0322] モジュールの結合度

平成11年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
モジュールの独立性の尺度であるモジュール結合度は、弱いほど独立性が高くなる。次のうち、モジュールの独立性が最も高い結合度をもつものはどれか。
共通結合
スタンプ結合
データ結合
内容結合

正解

解説

 比較的大きなプログラムであれば、1本のみのモジュールだけではなく、多数のモジュールで構成されています。プログラムを多数のモジュールへ分割するのは、複数メンバで効率よく開発できるようにするためだけではありません。少ないメモリで動作できるようにすること、保守を容易にすること、拡張性を向上させること、他プログラムへ流用できるよう汎用性を持たせること、といった目的があります。

 モジュールを分割する際の基準のひとつとして、モジュールの独立性があります。独立性が高いほど、他モジュールの変更による影響を受けにくくなるため、保守容易性、拡張性、汎用性が高くなる傾向にあります。

 モジュールの結合度とは、モジュールの独立性を評価する尺度のひとつです。モジュール同士がどのような関係で他のモジュールを利用するかによって、6つの結合方法に分類されます。
内部結合が最も結合度が高く,順に低くなっていきます。

内部結合

他のモジュール内部を直接参照したり、一部を共有する。

共通結合

共通領域に定義したデータを参照する。

外部結合

外部宣言しているデータを参照する。

制御結合

呼び出すモジュールの制御構造を知っていることを前提とし、パラメータに処理のスイッチフラグなどのデータを受け渡す。

スタンプ結合

使用するデータ要素を、構造体、レコードといったデータ構造で受け渡す。

データ結合

使用するデータ要素を単一のパラメータとして受け渡す。


 よって、モジュールの独立性が最も高くなるのはデータ結合で、ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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