[0307] HDLC手順

平成11年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
ハイレベルデータリンク制御手順(HDLC手順)で伝送される情報単位(フレーム)のうち,誤り検出に用いられるフィールドはどれか。

A
C
FCS
I

正解

解説

 HDLC(High level DataLink Control)手順とは、信頼性が高いデータ伝送制御手順のひとつで、任意のビットパターンを送信できる、厳密な誤り制御が行われるなどの長所があります。ISOで標準化されており、日本においてもJIS規格化されています。

 HDLC手順は、データをひとかたまりにしたフレーム(frame)とよばれる単位で、データの送受信を行ないます。フレームの構成は次のようになっています。



F (フラグシーケンス)
フレームの開始と終了を表す。「01111110」という固定のビットパターン。

A (アドレスフィールド)
送信先もしくは送信元のアドレス。

C (制御フィールド)
フレームの種類と制御内容、フレーム番号。

I (情報フィールド)
転送するデータ内容。

FCS (フレームチェックシーケンス)
CRC方式による誤り制御情報。



 CRC方式では、データを高次の多項式とみなし、あらかじめ定められた生成多項式で割った余りを、誤り検出用のビット列として使用します。受信側では、誤り検出用のビット列が付加されたデータを、同じ生成多項式で割り、余りがなければ伝送されたデータは正しいと判断します。

 ネットワーク経路において、ノイズが混入するような場合、バースト誤りと呼ばれる集中的なビット列の異常が発生することがあります。CRC方式は、こうした誤りに対する検出能力が高いのが特徴です。

 よって、誤り検出に用いられるフィールドは、FCS のウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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