[0299] 伝送媒体

平成13年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
伝送媒体の特徴に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ツイストペアケーブルは、同軸ケーブルや光ファイバケーブルに比べ、無中継でより長い距離の伝送に使うことができる。
同軸ケーブルは、双方向通信をするために 2芯必要である。
同軸ケーブルは、光ファイバケーブルやツイストペアケーブルに比べ、より大容量の伝送に使うことができる。
光ファイバケーブルは、電磁的な干渉を受けないので、同軸ケーブルやツイストペアケーブルよりも雑音に強い。

正解

解説

 データ通信に用いられる伝送媒体には、大きく分けてツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバケーブルがあります。まずはそれぞれの説明をしましょう。

■ ツイストペアケーブル

 ツイストペアケーブルは、より対線を使用したケーブルで、柔らかく、狭い室内であっても自由に引き回せるのが特徴です。しかし、その反面、電磁気の影響を受けやすく、ノイズには弱いとされています。そのため、配線距離は短く制限される傾向にあります。

 家庭やオフィス内での電話線や、10BASE-T、100BASE-TX といった LAN の伝送媒体として利用されています。


■ 同軸ケーブル

 同軸ケーブルは、線芯を絶縁体で覆ったもので、テレビのアンテナ線と同じ形状をしています。ケーブル自体が硬く、ツイストペアケーブルと比べると配線の自由度は低くなりますが、シールドを施しているのでノイズに強く、配線距離を伸ばせることが特徴です。

 現在では、他のケーブルに置き換えられつつありますが、10BASE-2 はオフィス内での配線、10BASE-5 はフロア間や施設間のバックボーン接続用の伝送媒体として利用されてきました。


■ 光ファイバケーブル

 光ファイバケーブルは、光が通るコアの部分を、クラッドと呼ばれる屈折率の異なる物質が包み込んでいる構造をしています。コアを通る光は、クラッドで反射しながら伝わっていきます。折り曲げに弱いという欠点はありますが、ノイズの影響をほとんど受けないこと、高速大容量の通信が可能なことなど、多くのメリットがあります。

 高速なネットワークのバックボーンや、ノイズの多い環境、長距離での利用に適しています。



 それでは選択肢をみていきましょう。


 ツイストペアケーブルは、同軸ケーブルや光ファイバケーブルに比べ、無中継でより長い距離の伝送に使うことができる。
ツイストペアケーブルはノイズに弱く、長距離の伝送には向きません。

 同軸ケーブルは、双方向通信をするために 2芯必要である。
線芯は 1芯です。

 同軸ケーブルは、光ファイバケーブルやツイストペアケーブルに比べ、より大容量の伝送に使うことができる。
光ファイバケーブルが大容量の伝送に最も適しています。

 光ファイバケーブルは、電磁的な干渉を受けないので、同軸ケーブルやツイストペアケーブルよりも雑音に強い。
正しい記述です。


 以上より、エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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