[0294] ストリーマ(テープドライブ)

平成14年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
磁気ディスクのバックアップを取るために使用されるストリーマ(テープドライブ)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
磁気ディスクと同等に、ランダムアクセスが可能である。
磁気ディスクの更新の差分をバックアップする場合は、記録データの部分書換え機能が利用できる。
大容量の磁気ディスクに対応するために、データの読み書きにはレーザ光を使用する。
データの読み書きを連続して行い、ブロックごとにスタート、ストップさせることはしない。

正解

解説

 テープドライブに関する問題です。

 ストリーマとは、磁気テープを用いた外部記憶装置です。記憶容量が数十GB と大きいため、データバックアップ装置として利用されています。

 磁気テープは、テープの表面に磁性体の粉末を塗布したもので、この磁性体に情報が記録されます。テープという媒体の性質上、ランダムアクセスは難しく、読み書きのスピードもそれほど高速ではありません。ただし、記憶容量あたりの価格が極めて安価であるため、大量データをまとめて記録するバックアップには最良といえます。

 磁気テープの代表的な規格としては、DDSDLT があります。

 DDS は、高音質なオーディオ録音に用いられる DAT をデータ保存用にしたものです。使用するテープ長、フォーマットの違いにより、DDS、DDS-2、DDS-3、DDS-4 とさらにいくつかの規格があります。記憶容量は DDS-4 で 20GB、圧縮時で最大 40GB です。

 DLTは、DDS と比べてドライブ装置、媒体が高価ですが、記憶容量、データ転送即速度、耐久性に優れています。DLTにも DLT4000、DLT7000、DLT8000 といった規格があり、記憶容量は DLT8000で 40GB、圧縮時で最大 80GB です。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 磁気ディスクと同等に、ランダムアクセスが可能である。
ランダムアクセスはできません。

 磁気ディスクの更新の差分をバックアップする場合は、記録データの部分書換え機能が利用できる。
部分的な書き換えはできません。

 大容量の磁気ディスクに対応するために、データの読み書きにはレーザ光を使用する。
データの読み書きには磁気ヘッドを使用します。

 データの読み書きを連続して行い、ブロックごとにスタート、ストップさせることはしない。
媒体の性質上、磁気ヘッドの上を一定速度でテープを通過させる必要があるので、1回の記録のなかでスタート、ストップすることはありません。


 以上より、エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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