[0271] 予防保守

平成13年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
予防保守に関する説明として、適切なものはどれか。
サーバが何らかの原因でハングアップしたとき、自動的にシステムをリセットし、再起動する。
サーバにバッテリーを内蔵しておき、瞬断のような短時間の電圧低下が発生してもサーバがダウンしないようにしておく。
ハードディスク装置などの自動訂正済みエラーを分析することで、故障の前兆をとらえて部品をあらかじめ交換する。
メモリモジュールをあらかじめ複数挿入しておき、どれかが故障した場合には、そのモジュールを論理的に切り離して起動する。

正解

解説

 予防保守に関する問題です。

 予防保守とは、定期的にシステムのメンテナンスを行なうことで、故障発生を未然に防ごうとするものです。例えば、システム状態の異常を検出するプログラムを実行させ、異常が発見されれば、故障停止してしまう前に新しい部品と交換するなどの作業です。また、サーバを定期的に清掃し、ホコリなどによる誤動作や電気的な故障を防いだりすることも、予防保守の一環です。

 壊れてから対処するのではなく、壊れる前に対処する、というのが予防保守の考え方です。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 サーバが何らかの原因でハングアップしたとき、自動的にシステムをリセットし、再起動する。
システムが停止してからの対処方法であり、予防保守とはいえません。

 サーバにバッテリーを内蔵しておき、瞬断のような短時間の電圧低下が発生してもサーバがダウンしないようにしておく。
UPS(無停電電源装置)はシステムの信頼性を向上させるものですが、これ自体は予防保守とはいいません。電源に関する予防保守であれば、電源系の動作に異常がないか調査したり、実際に瞬断の状況をシミュレートさせて UPS の動作を検査したりします。

 ハードディスク装置などの自動訂正済みエラーを分析することで、故障の前兆をとらえて部品をあらかじめ交換する。
正しい記述です。

 メモリモジュールをあらかじめ複数挿入しておき、どれかが故障した場合には、そのモジュールを論理的に切り離して起動する。
メモリ構成に冗長性を持たせることでシステムの信頼性を向上させますが、これ自体は予防保守とはいいません。メモリが故障する予兆を捕らえることが予防保守では重要です。


 よって、ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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