[0253] 散布図,親和図,特性要因図,度数分布図

平成12年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
品質管理に用いられる図の説明のうち、適切なものはどれか。
散布図は、1変数のデータのばらつき状態を知るために役立ち、平均値や標準偏差が容易に求められる。
親和図は、錯そうした問題点や、まとまっていない意見やアイデアなどを整理し、まとめるために用いられる。
特性要因図は、二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
度数分布図は、原因と結果を対比させた図式表現であり、不良原因の追求に用いられる。

正解

解説

 図に関する問題です。

 各選択肢の散布図、親和図、特性要因図、度数分布図について以下に説明します。

■ 散布図

 分析対象の2種類のデータをグラフ上に点で描いていくことで、これらのデータに相関関係があるかどうかを分かりやすく表現する図です。相関分析では相関関係の有無を相関係数と呼ばれる数値で表現しますが、散布図もあわせて描くことで、数字には現れない傾向を掴むこともできます。


「1日あたりの勉強時間とテストの点数」の散布図


■ 親和図

 錯綜した問題点や、まとまっていない意見やアイデアなどを整理し、まとめるために用いられる図です。作図するにはまず、アイデア、意見、問題点を簡潔に表現し、カードに記述していきます。全体を眺め、親和性のあるカードを寄せてグループを作成し、そこから読み取れる本質的な問題点を発見します。


「情報処理試験に合格するためには」の親和図


■ 特性要因図

 発生している問題の特性に対して、影響を及ぼすと考えられる要因との関連を整理し、これを体系的にまとめた図です。図が魚の骨のような形になるので、「魚骨図」、「フィッシュボーンダイアグラム」とも呼ばれます。要因の整理をしたい場合、本質的な問題は何かを深く追求する場合に使用します。

模擬試験の点数が伸びない原因の特性要因図


■ 度数分布図

 数量化できる問題点に対して、その数値範囲の分布状態を的確に表現するための図です。ヒストグラムは度数分布図の一種で、分布状態を棒グラフで表現したものです。

「情報処理模擬試験の点数範囲と該当人数」のヒストグラム



 それでは選択肢をみていきましょう。

 散布図は、1変数のデータのばらつき状態を知るために役立ち、平均値や標準偏差が容易に求められる。
度数分布図の説明です。

 親和図は、錯そうした問題点や、まとまっていない意見やアイデアなどを整理し、まとめるために用いられる。
正しい記述です。

 特性要因図は、二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
散布図の説明です。

 度数分布図は、原因と結果を対比させた図式表現であり、不良原因の追求に用いられる。
特性要因図の説明です。


 よって、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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