[0246] 運用テスト

平成12年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
運用テストの実施体制や手順に関する記述として、適切なものはどれか。
運用テストは、システムテストの前工程として実施する。
開発部門がテストケースを設定し、ユーザ部門がこれに従いテストをする。
開発部門の最後の責任として開発部門主導でテストをする。
ユーザ部門が主体となり、実際に運用するときと同じ条件でテストをする。

正解

解説

 運用テストに関する問題です。

 運用テストとは、実運用とまったく同じモジュール、システム環境で行なうテストのことです。新システムが業務と適合するかどうかを確認することが目的であるため、利用者主導で実施されます。

 テスト工程は単体テストから始まり、結合テスト、システムテスト、承認テストと続き、通常、運用テストが最後のテストとなります。設計はフェーズごとに細かいレベルへ進んでいきますが、テストは逆に、細かいレベルの検証からだんだん大きなレベルの検証へ進んでいきます。下図は、ウォーターフォールモデルにおける設計フェーズとテストフェーズの対応関係を表しています。( ※開発するシステムの種類や言語、規模、開発方法論などによってこの対応関係は変化します。ウォーターフォールモデルでの一例として捉えてください。 )



 プログラム設計どおりにモジュールが開発されているか確認するのは単体テスト、内部設計は結合テスト、外部設計はシステムテスト、といったようになります。要件定義は、システムへの要件を明確化させるフェーズであり、その要件どおりシステムが構築されているか確認するのは承認テスト、ということになります。

 運用テストは本番稼動直前のシステムが業務に適合するか確認するテストなので、運用・保守フェーズに対応すると考えられます。


 運用テストは、システムテストの前工程として実施する。
運用テストはシステムテストよりも後の工程です。

 開発部門がテストケースを設定し、ユーザ部門がこれに従いテストをする。
運用テストでは、テストデータも本番業務で使用されているデータと同じものを使用します。そのデータを設定(入力)するのも、運用テストの一環となります。テストケースを開発部門が設定して利用者がテスターとなるのは、承認テストにおいて、利用者の検証にかかる負荷を減らす場合などに行われます。

 開発部門の最後の責任として開発部門主導でテストをする。
運用テストは利用者主導で実施します。

 ユーザ部門が主体となり、実際に運用するときと同じ条件でテストをする。
正しい記述です。


 以上より、エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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