[0244] オンラインシステム,性能評価

平成12年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
オンラインシステムの性能を評価するとき、特に業務処理性能を評価する指標として、最も適切なものはどれか。
実行待ち時間
チャネル使用率
トランザクション応答時間
ページング回数

正解

解説

 オンラインシステムの性能評価に関する問題です。

 オンラインシステムとは、通信回線を経由して、データ入力や処理の実行指示を行うことができるシステムです。実行結果も通信回線経由で受け取ることができます。




 また、通信回線を利用せずに、データ入力や処理の実行指示を行うシステムは、オフラインシステムと呼ばれます。利用者はデータやデータ原票などを、処理を実行するコンピュータへ直接入力・実行するか、システム運用者へ依頼しなくてはなりません。




 問題文では、業務処理性能を評価する指標が求められています。業務処理性能なので、業務データをどれぐらい高速に処理できるかを表せる指標が正解となります。

 実行待ち時間
実行待ち時間とは、OSのタスク状態遷移において、入出力動作などが完了するのを待っている時間のことです。

 チャネル使用率
チャネルとは入出力を制御する機構のことです。したがって、チャネル使用率はシステム性能指標であり、業務処理性能を評価する指標にはなりません。

 トランザクション応答時間
トランザクションとは 1件のデータ、および、それにかかる処理のことです。つまり、トランザクション応答時間は、1件のデータに対して実行指示を出してから最初の結果を得られるまでの時間を指します。業務処理性能の指標としては適切です。

 ページング回数
ページング回数とは、主記憶装置上に存在しないページを仮想メモリから取り出すために、補助記憶装置上のページを読み書きした総数のことです。ページング回数が多すぎすると、ディスクI/Oがボトルネックとなって、システム性能が低下します。ページング回数もシステム性能指標であり、業務処理性能を評価する指標にはなりません。


 以上より、ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

関連する(かもしれない)問題