[0216] 定期発注方式

平成12年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
在庫管理における定期発注方式に関する記述として、適切なものはどれか。
ABC分析でのAランクの品目を管理するのに適した方式である。
運用コストを最小にする経済的発注量が用いられる。
二棚法で採用している方式である。
発注点方式ともいわれている。

正解

解説

 在庫管理に関する問題です。

 在庫管理の代表的な方法としては、定期発注方式定量発注方式二棚法(2bin法)があります。まずはそれぞれの説明をします。

■ 定期発注方式

 定期発注方式は、定期的に在庫量を調査し、その都度計算して求めた量を発注する方式です。比較的手間のかかる方式なので、ABC分析における Aグループに相当する商品に対して行われます。

 下図のように、定期発注方式では、発注から次の発注までの発注サイクルが一定間隔で、発注量は発注サイクルごとに異なる点が特徴です。



■ 定量発注方式

 定量発注方式は、在庫量がある一定数を割ったときに、一定量を発注する方式です。発注のきっかけとなる一定の在庫量を発注点といいます。発注量は、その発注における発注費用と在庫費用の合計が最小となるように、あらかじめ決定しておきます。この発注量を経済的発注量といいます。

 ABC分析における Bグループは、売れ筋ではなくとも一定の需要がある商品なので、品切れを避けることが重要な管理ポイントとなります。そのため、これらの商品には、定量発注方式が採用されます。

 下図のように、定量発注方式では、発注から次の発注までの期間が不定間隔で、発注量は一定となる点が特徴です。




■ 二棚法(2bin法)

 二棚法は、2つの入れ物 A、Bを用意し、入れ物の在庫が切れた時点で発注し、その間、他方の入れ物の在庫を使用する方式です。ダブルビン法とも呼ばれています。

 管理の手間があまりかからないので、ABC分析における Cグループに相当する商品に対して行われます。



 それでは選択肢をみていきましょう。


 ABC分析でのAランクの品目を管理するのに適した方式である。
正しい記述です。

 運用コストを最小にする経済的発注量が用いられる。
経済的発注量は、定量発注方式で用いられます。

 二棚法で採用している方式である。
二棚法と定期発注方式は、それぞれ別の在庫管理手法です。

 発注点方式ともいわれている。
定量発注方式のことです。


 よって、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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