[0215] 文章の記述

平成12年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
操作説明書などの文章を分かりやすく記述するための工夫のうち、適切なものはどれか。
形容詞節とそれに直接続く被修飾語の名詞との間には、コンマ又は読点を入れた方がよい。
主語とそれに対応する述語は、できるだけ近づけて記述した方がよい。
ときには文語表現を用い、格調高く書いた方がよい。
論理展開を明確にするためには、接続助詞“が”、“ので”、“から”などを用いて、文を多くつないで記述した方がよい。

正解

解説

 一般的に、ビジネス文章を書くための手順は、目的の明確化、読み手の分析、文章構成の決定、図や表の利用検討、文章の記述、となります。この問題では、最終段階である文章の記述についての知識が問われています。

 わかりやすい文章を記述するための留意すべき点は、以下の通りです。

・主語、述語を明確にする
日本語は主語が曖昧であっても記述できてしまう特徴があり、常に注意が必要となります。主語と述語をできるだけ近づけて記述すると、主語述語の関係を正しく読み手に伝えることができます。

・1文の長さをできるだけ短くする
1文の長さは 50字、どんなに長くなっても 100字以内に収まるようにします。長すぎる文は、主語述語の関係や、文節の修飾関係がわかりにくくなり、読み手を混乱させる可能性があります。

・漢字の量を適切にする
漢字が多すぎると、読み手に難しいと感じさせてしまいます。少なすぎると、意味がとりにくくなります。ワープロソフトの日本語FEPのクセによっては、必要以上に漢字変換してしまう傾向があるので気をつけましょう。

・修飾語と被修飾語は近くに置く
修飾語と被修飾語との距離が離れると、修飾関係が曖昧になります。できるだけ近くにおいて、修飾関係が明確になるようにします。


 形容詞節とそれに直接続く被修飾語の名詞との間には、コンマ又は読点を入れた方がよい。
修飾語と被修飾語の修飾関係がないような印象を与えてしまいます。

 主語とそれに対応する述語は、できるだけ近づけて記述した方がよい。
正しい記述です。

 ときには文語表現を用い、格調高く書いた方がよい。
格調の高さよりも、わかりやすさに重点を置くべきです。

 論理展開を明確にするためには、接続助詞“が”、“ので”、“から”などを用いて、文を多くつないで記述した方がよい。
1文はできるだけ短く記述すべきです。


 以上より、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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