[0197] ウォーターフォールモデル

平成12年度春期 (旧)第2情報処理技術者試験より
システム開発の手法の一つであるウォータフォールモデルの説明として、適切なものはどれか。
アプリケーションの部分単位に設計・製造を行い、これを次々に繰り返す。
システム開発を工程順に進めるので、後戻りすればシステムの開発効率が著しく低下する。
動作可能な試作品を作成し、要求仕様の確認・評価を早期に行う。
ユーザの参画,少人数による開発、開発ツールの活用によって短期間に開発する。

正解

解説

 ウォーターフォールモデルに関する問題です。

 ウォーターフォールモデルとは、システム開発における方法論のひとつであり、もっともよく知られているものです。滝の流れのように、基本設計といった上流工程から、プログラミング・テストといった下流工程まで順に工程が流れていく様から「ウォーターフォール」と呼ばれます。

 ウォーターフォールモデルの工程は、下図のようになります。解説によっては、各工程の分け方、名称が異なる場合があるので、ここでは詳しく扱いませんが、工程の名称よりもその内容をしっかりと覚えるようにしてください。



 通常のウォーターフォールモデルでは、各工程の最終段階までに成果物を作成します。成果物とは、そのプロジェクトで作る設計書などのドキュメントや製品を指します。開発を依頼した側がこの成果物を検証し、承認することで、プロジェクトは次の工程へ進むことができます。次工程では、前工程で承認された成果物を基にして、さらに詳細レベルの設計を行っていきます。

 それでは選択肢を見ていきましょう。


 アプリケーションの部分単位に設計・製造を行い、これを次々に繰り返す。
スパイラルモデルの説明です。

 システム開発を工程順に進めるので、後戻りすればシステムの開発効率が著しく低下する。
ウォーターフォールモデルでは、前工程で承認された成果物を基にして作業を行います。したがって、前工程で決定された仕様が変更されるなど、前工程作業の出戻りが発生する場合、現時点での作業が無駄になってしまう可能性があるので、開発効率は低下します。

 動作可能な試作品を作成し、要求仕様の確認・評価を早期に行う。
プロトタイプモデルの説明です。

 ユーザの参画,少人数による開発、開発ツールの活用によって短期間に開発する。
RAD(Rapid Application Development)というモデルの説明です。


 以上より、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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