[0190] 区分編成,索引編成,直接編成,順編成

平成12年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
適切なファイル編成法の組合せはどれか。



正解

解説

 ファイル編成法に関する問題です。

 レコードを記録媒体上にどのようにして配置するか、またどのようにアクセスするかには、いろいろな方法があり、これをファイル編成法といいます。この問題では、順編成、区分編成、直接編成、索引編成と4つのファイル編成法が出されています。まずそれぞれの解説をしましょう。

■ 順編成

 ファイルの先頭からレコードを連続して記録していく方式です。レコードが連続して記録されているので、格納効率が良いのですが、どのレコードがどの位置にあるかを示す制御情報が一切含まれていないので、特定のレコードへ直接アクセスすることはできず、先頭レコードから順に読み込んでいく必要があります。こうしたアクセス方式は、順次アクセスといいます。

 順編成ではレコードが順に並んでいるため、レコードの追加、削除をする場合は、ファイルを再作成しなければなりません。



■ 直接編成

 キー値を、レコードが格納されているアドレスに変換して、ファイルにアクセスする方式です。このアクセス方式を直接アクセスといいます。順編成とは異なり、レコード記録順を問わないため、レコードの追加や削除は容易であるという長所があります。

 キー値からアドレスに変換する際、キー値をそのままアドレスに適用する場合や、キー値とアドレスの変換表などを用いる場合は、直接アドレス方式といいます。キー値から直接、アドレスを導くので、大量のデータ処理には向いていません。

 ハッシュ関数など、何らかの計算をしてアドレス変換を行う方式を、間接アドレス方式といいます。ハッシングによりアドレスを分散することができるので、大量のデータ処理に向いていますが、異なるキー値でも同じアドレスを指してしまう場合があるので、別途対策を実装しておくことが必要です。この現象を、シノニムといいます。



■ 区分編成

 1つのファイルをいくつかの領域に区分けしたメンバと呼ばれる領域と、メンバが位置するアドレス情報を管理するディレクトリから構成されます。メンバの内部は、順編成で構成されているので、格納効率がよいという長所があります。また、レコードを更新する場合でもメンバ単位で再作成すればよいので、順編成よりは処理効率がよいです。



■ 索引編成

 索引情報が集められた索引領域、レコードが記録される基本データ領域、基本データ領域からあふれたレコードを記録するあふれ領域から構成されます。直接編成と区分編成の特徴をあわせた様な構成なので、順次アクセス、直接アクセスどちらでも可能です。あふれ領域を用意することで、レコードの追加や削除にも柔軟に対応できるようになっています。

 ただし、構造が複雑なため、記録効率はあまりよくありません。レコードの追加削除を繰り返すことで、あふれ領域のデータが増大して、記録効率やアクセス時間が悪化した場合は、再編成を行い、ファイル構造を作り直す必要があります。



 以上より、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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