[0186] トランスポート層

平成12年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
OSI基本参照モデルのうち、使用するネットワークの伝送品質に応じて適切なエラー検出機能や回復機能を選択することによって、データを授受するエンドツーエンドの端末間に、信頼性が高いトランスペアレントなデータ転送を提供する層はどれか。
セション層
トランスポート層
ネットワーク層
プレゼンテーション層

正解

解説

 OSI基本参照モデルに関する問題です。

 この問題を解くにあたり、OSI基本参照モデルの全7層に関する用語、およびその内容について正しく理解している必要があります。自信がないという方は、まずフォローアップ講座で概要を押さえてから再挑戦してみましょう。

 トランスペアレントとは、一般的に「透過的」と訳されます。ここでは、上位層がどのような通信を行う場合であっても、それを意識することなく統一的な手段でこの層を使用することができる、という意味です。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 セション層
セッション層は、送り手と受け手との間のデータ転送手順を決定します。

 トランスポート層
トランスポート層は、データ伝送の信頼性を保証するための機能を提供します。

 ネットワーク層
ネットワーク層は、通信対象を一意に特定できるようにするためのアドレスを定義し、このアドレスを使って通信経路を決定します。

 プレゼンテーション層
プレゼンテーション層は、データの表記方法を決定し、文字コードや、データ圧縮、暗号化などの機能を提供します。


 ネットワークプロトコルがTCP/IPであれば、トランスポート層は上位層に対してTCPセッションという確実なデータ通信路を提供している、ということになります。セッション層以上の層が、HTTPであっても、FTPであっても、これを透過的に利用することができます。

 以上より、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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