[0172] BIOS

平成12年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
パソコンの電源を入れると、OSが起動する前にフロッピーディスク装置やハードディスク装置へのアクセスが行われる。また、画面表示やキーボードからの入力も可能になる。これらの働きを行っているものはどれか。
BIOS
FAT
起動ディスク
ディスクドライバ

正解

解説

 パソコンの起動に関する問題です。

 パソコンの電源をONにすると、通常、数十秒から数分程度でWindowsなどのOSが起動します。この間は自動化されているため、利用する我々にとっては待つだけ、ですが、OSが起動するまでには、いくつかの段階を経ています。下図にその段階ごとの動作を示します。




[1.電源ON]
 利用者がパソコンの電源をONにします。電源をONした瞬間は、画面にはまだ何も表示されていません。

[2.BIOS起動]
 電源ONの直後、パソコンは、BIOS(Basic Input / Output System)と呼ばれるプログラムを起動します。BIOSは、基板上に取り付けられたEEPROMに記憶されたプログラムで、まずハードウェアのチェックや初期化を行い、画面表示やキーボードの入力を受け付ける状態にします。その後、HDD、CD-ROMといったデバイスを検出し、どのドライブから起動するかを決定します。そして、最後にブートストラップローダを呼び出します。
 電源ONの直後からブートストラップローダを呼び出すまでの数秒間は、BIOSの実行画面が表示されています。この間、注意して見ていると、メモリチェックやIDEデバイス検出などの経過が表示されているのがわかります。(※一部のメーカ製パソコンでは、ロゴなどを表示してBIOSの動きを表示させないものもあります)

[3.ブートストラップローダ起動]
 ブートストラップローダ(bootstrap loader)とは、OSを起動するためのプログラムのことです。BIOSから直接OSを起動するのではなく、ブートストラップローダ経由にすることで、柔軟なOSの起動が行えるようになります。
 ブートストラップローダからOSを起動するまでの間、画面表示はOSによって異なりますが、「OSを起動している」という旨のメッセージが表示されている場合があります。

[4.OS起動]
 OSが起動したあとはLoginを求められますが、Login後は、自由にアプリケーションを起動して、パソコンを利用できるようになります。

 それでは選択肢をみていきましょう。


 BIOS
正しい記述です。

 FAT
FATとは、MS-DOSやWindowsなどで使用されているファイルの管理方式のことです。

 起動ディスク
起動ディスクは、HDDにインストールされたOSが起動しない、といった場合に使用される緊急用のディスクです。一般的に、緊急ディスクはフロッピーディスクで作成されます。

 ディスクドライバ
OSがディスク装置にアクセスできるようにするためのソフトウェアです。

 よって、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

関連する(かもしれない)問題