[0145] 運用部門でのデータ入力

平成12年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
ユーザ部門が起票した入力原票を、運用部門が集中してデータ入力する場合、運用部門の処理に関する記述のうち、適切なものはどれか。
入力原票1件ごとの入力結果の確認は、処理結果リストをユーザ部門に送付し、ユーザ部門が行うことにしている。
入力原票の記入内容に誤りがある場合は、誤り内容が明らかなときに限りオペレータの判断で入力原票を修正し、入力処理している。
入力原票は処理期日まで運用部門の受付者がそれぞれ保管し、到着の有無、受領枚数の点検などの授受確認は、処理期日直前に一括して行うことにしている。
入力済みの入力原票は、不正使用や機密情報の漏えいなどを防止するために、入力後直ちに廃棄することにしている。

正解

解説

 運用部門でのデータ入力に関する問題です。

 通常であれば、システムを利用する側のユーザ部門が、自らデータを入力、確認しますが、システム作業負荷を軽減するために、運用部門へデータ入力業務を委託する場合があります。

 こうした運用を実施する場合、データの確認や修正はデータの発生元で行うようにします。入力原票の妥当性は、起票したユーザ部門のみが知りえるからです。したがって、運用部門はあくまでデータ入力業務に徹して入力原票を忠実にデータ化すべきです。あやしい、と思った入力原票は、ユーザ部門へ差し戻して確認すればよいのです。

 それでは選択肢をみていきましょう。

 入力原票1件ごとの入力結果の確認は、処理結果リストをユーザ部門に送付し、ユーザ部門が行うことにしている。
正しい記述です。

 入力原票の記入内容に誤りがある場合は、誤り内容が明らかなときに限りオペレータの判断で入力原票を修正し、入力処理している。
明らかな間違いであっても、運用部門のオペレータが独自の判断で修正を行うべきではありません。この修正が、入力原票起票者の意図に沿うかどうかは、確実にはわからないからです。また、起票ミスの再発防止のためにも、ユーザ部門へ差し戻すのがよいでしょう。

 入力原票は処理期日まで運用部門の受付者がそれぞれ保管し、到着の有無、受領枚数の点検などの授受確認は、処理期日直前に一括して行うことにしている。
処理期日直前では、トラブルが発生したときに、期日に間に合わなくなる可能性が発生します。

 入力済みの入力原票は、不正使用や機密情報の漏えいなどを防止するために、入力後直ちに廃棄することにしている。
入力原票を破棄してしまうと、入力データが正しいかどうかの確認ができなくなってしまいます。


 以上より、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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