[0105] MPEG

平成11年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
 動画の国際規格であるMPEG1に関する記述として、適切なものはどれか。
CD-ROMなどの蓄積メディアを想定した動画圧縮の規格である。
DVDやディジタル衛星放送で使用される高品質の動画圧縮の規格である。
テレビ電話やテレビ会議などに用いられる動画圧縮の規格である。
複数のJPEG画像の連続表示で動画を実現するための規格である。

正解

解説

 MPEGとは、動画や音声などの圧縮・伸長技術規格です。この技術の標準規格を策定したISOの下部組織名称である、Moving Picture Experts Group の頭文字からMPEGと呼ばれています。

 MPEGの中にも現在策定中のものも含めていろいろと規格があります。代表的なものをいくつか解説します。下の表を参考にしてください。

MPEG-1
1.5Mbpsまで、Video CD などに利用

MPEG-2
数M~数十Mbps程度、DVD-Video、地上波放送、BS放送などに利用

MPEG-4
数十Kbps~数十Mbps程度、テレビ電話、通信移動体などに利用


 MPEG-2では、符号化ビットレートの向上や地上波放送、BS放送など、幅広いアプリケーションに対応できるような規格の拡張が行なわれました。

 MPEG-4では、MPEG-1、2のように高画質・高音質を追求して拡張されたのではなく、ビットレートが低い状況であってもクオリティの高い圧縮・伸長が行なえることが目標のひとつとなっています。


 それでは、選択肢をみていきましょう。


 CD-ROMなどの蓄積メディアを想定した動画圧縮の規格である。
正しい記述です。

 DVDやディジタル衛星放送で使用される高品質の動画圧縮の規格である。
高品質な動画圧縮を狙った規格はMPEG-2です。

 テレビ電話やテレビ会議などに用いられる動画圧縮の規格である。
テレビ電話やテレビ会議は、通信環境が利用者それぞれで異なることを考慮して数百kbps程度の通信速度で利用されます。こうした環境であっても高画質を再現するために策定された規格はMPEG-4です。

 複数のJPEG画像の連続表示で動画を実現するための規格である。
これは、MJPEG(Motion-JPEG)と呼ばれる規格で、MPEGとは異なります。

 以上より、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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