[0100] TA

平成12年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
 ISDN回線に、既存の電話機、ファックス装置、パソコンを接続するときに必要となる機器はどれか。
AD変換器
TA
ハブ
モデム

正解

解説

 ISDNに関する問題です。

 ISDN(Integrated Services Digital Network;総合デジタル通信網)とは、データ通信だけではなく音声も含め、すべてデジタルで転送する電話回線のことです。通常のアナログ回線に比べて、安定した通信が行なえる点が特徴です。

 ISDNでは基本インターフェースと1次群速度インターフェースとよばれるサービスを提供していますが、基本インターフェースについては重要なので、その概要を以下に説明します。

■ ISDNの基本インターフェース

 基本インターフェースは既存の電話回線を利用して、Bチャネルと呼ばれる64kbpsの情報チャネル2本と、Dチャネルと呼ばれる16kbpsの制御用チャネル1本を提供します。これを略して、2B+D と表現されます。ここでいうチャネルとは、「通信路」の意味です。

 情報チャネルは、音声やデータの通信路として利用できます(制御チャネルは、あくまで「制御」用途なので、ユーザが自由に利用することはできません)。基本インターフェースではこの情報チャネルが2本あるので、2本まとめてデータ通信を行なうことができます。この場合、64kbps + 64kbps = 128kbps での通信が可能です。

 また、情報チャネル2本のうち、1本は通話用、もう1本はデータ通信用、といった使い方も可能です。ただし通話用として使用する場合、当然ながら電話機を接続することになりますが、一般的な電話機はアナログ回線用なので、ISDN回線に接続できるよう変換する機器が必要になります。また、コンピュータからの信号を ISDN回線に通せるような信号へ変換することも必要になります。この役割を担う機器は、TA(Terminal Adapter;ターミナルアダプタ)と呼ばれます。

 下図のDSU(Digital Service Unit;宅内回線終端装置)は、ISDNの終端に必ず接続する機器で、電気的な制御を行います。



 以上より、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

関連する(かもしれない)問題