[0077] データベース障害

平成11年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
 媒体障害発生時にデータベースを復旧するために使用するファイルは主に二つある。一つはバックアップファイルであるが、あと一つはどれか。
トランザクションファイル
マスタファイル
ロールバックファイル
ログファイル

正解

解説

 データベースの障害管理に関する問題です。

 データベースは利用者にとって重要なデータを利用および保持するための機構であり、一定期間毎に確実にバックアップを行なうことが必要です。ただし一定期間ごとのバックアップのみでは、データベースに障害が発生した場合に、完全に復旧できるとは限りません。毎日夜中にバックアップを取っているデータベースが、お昼にHDD故障でデータ損なわれた場合、午前中に登録したデータはバックアップされていないので、復旧できなくなってしまいます。

 データベースでは、こうした障害が発生した場合でも、障害発生直前のデータも復旧するために、ログファイルへ変更されたデータを保管する仕組みをもっています。

 これを下の例で説明しましょう。

 あるシステムのデータベースでは、毎日夜中のAM3:00にフルバックアップをとり、かつログファイルに変更を常時記録しています。X月2日のPM1:00に、このデータベースに障害が発生し、データファイルが失われたとします。



これを障害発生直前の状態へ戻すには、
    (1) システムを復旧作業可能な状態にし、
    (2) X月2日 AM3:00時点のバックアップからデータファイルを復元し、
    (3) X月2日 PM1:00時点のログファイルの内容をデータファイルに反映する
の手順で作業を行なえばデータ内容を復旧できます。

※正確には、「(4) ロールフォワード」を行なって、障害発生時の未反映トランザクションも復旧させる必要があります。



 それでは選択肢をみていきましょう。

 トランザクションファイル
「トランザクションファイル」が何を指しているか不明です。データファイルのことでしょうか?

 マスタファイル
「マスタファイル」が何を指しているか不明です。データファイルのことでしょうか?

 ロールバックファイル
ロールバックファイルはトランザクション取り消しを行なうための変更前データを保持するファイルです。したがって、データ復旧とは直接関係がありません。

 ログファイル
ログファイルには、変更データが全て記録されており、データ復旧には有効です。

 したがって、エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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