[0075] バージョンアップ

平成13年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
 業務処理を行っているパソコンのOSに対し、バージョンアップの案内が届いた。このパソコンでは、データベースシステムと業務プログラムが稼働している。

 バージョンアップの作業手順として、適切なものはどれか。
OSのバージョンアップ実施に先立ち、業務プログラムとデータベースシステムの両者のバージョンとOSのバージョンとの関係を調査した。その結果、業務プログラムの動作が保障されていなかったので、バージョンアップ作業を当面延期した。
OSは最も基本的なソフトウェアなので、現在利用中のデータベースと業務プログラムとは切り離して検討できる。このため、今後のサポートを考えて、すぐにバージョンアップ作業を実施した。
業務プログラムはOSのバージョンとは無関係と判断し、データベースとOSの関係だけを調査した。その結果、問題なしと判断できたので、バージョンアップ作業を実施した。
データベースシステムはOSのデータ管理機能の一部であり、OSを入れ替えればデータベースシステムもバージョンアップされる。このため、業務プログラムとOSのバージョンとの関係だけを調査した。その結果、問題なしと判断できたので、バージョンアップ作業を実施した。

正解

解説

 市場に出回っているソフトウェアの多くは、数年程度で新しいバージョンのものが発売されるのが一般的です。新しいバージョンのソフトウェアは、新しい機能追加や、操作性の向上、処理速度の向上などがなされている場合が一般的です。

 しかし、ソフトウェアのバージョンアップは、新しいバグが含まれていたり、現在のハードウェアよりもスペックの高いものを要求される場合があるので、導入に際しては十分に検討しておく必要があります。OSのバージョンアップは、なお一層の注意が必要です。通常、ソフトウェアには動作OSが明記されていますので、必ず確認するようにしましょう。

 それでは選択肢をみていきましょう。

 OSのバージョンアップ実施に先立ち、業務プログラムとデータベースシステムの両者のバージョンとOSのバージョンとの関係を調査した。その結果、業務プログラムの動作が保障されていなかったので、バージョンアップ作業を当面延期した。
事前に調査し、導入可否の判断を行なっています。正しい手順です。

 OSは最も基本的なソフトウェアなので、現在利用中のデータベースと業務プログラムとは切り離して検討できる。このため、今後のサポートを考えて、すぐにバージョンアップ作業を実施した。
OSとソフトウェアは密接に関連しています。

 業務プログラムはOSのバージョンとは無関係と判断し、データベースとOSの関係だけを調査した。その結果、問題なしと判断できたので、バージョンアップ作業を実施した。
業務プログラムであっても、通常は動作OSが決められています。

 データベースシステムはOSのデータ管理機能の一部であり、OSを入れ替えればデータベースシステムもバージョンアップされる。このため、業務プログラムとOSのバージョンとの関係だけを調査した。その結果、問題なしと判断できたので、バージョンアップ作業を実施した。
データベースシステムは、OSのデータ管理の機能の一部ではありません。データベースもOS上のソフトウェアのひとつです。したがって、最低でも通常のソフトウェアのバージョンアップ手順を踏む必要があります。ただし、データベースは、検索や登録を行なうアプリケーションと密接に動作している場合が多いので、通常のソフトウェアバージョンアップよりも入念に検証を行なう必要があります。


 以上より、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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