[0068] フラグメンテーション

平成12年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
 一つのファイルはハードディスク上の連続した領域に記録されているのがよいといわれる。その理由のうち、適切なものはどれか。
磁気ヘッドの無駄な動きが減るので、ディスク表面の摩耗が少なくなる。
ハードディスク上にデータの記録されていない部分がなくなり、全領域が利用できる。
ファイルの管理情報を格納する領域が少なくてすみ、その分ユーザが多く利用できる。
連続してデータを読み取る場合、磁気ヘッドのシーク回数が少なくなるので、読取時間が短くなる。

正解

解説

 ハードディスク上のファイル削除や保存を何度も繰り返していると、ハードディスク上にデータが分断した形になります。この状態を、ファイルの断片化(フラグメンテーション)といいます。

 断片化が進むと、1つのファイルを保存する場合であっても、複数の空き領域を使用せざるを得なくなります。こうなると たった1つのファイルを読み込む場合であっても、分断されたいくつもの領域を読み込まなければならないので、ファイルのアクセス速度は遅くなってしまいます。

 それでは、選択肢をみていきましょう。

 磁気ヘッドの無駄な動きが減るので、ディスク表面の摩耗が少なくなる。
読み取るデータが連続していれば磁気ヘッドの無駄な動きは減りますが、ディスク表面の磨耗とは関係ありません。ハードディスクの記録面と磁気ヘッドは接触していません。

 ハードディスク上にデータの記録されていない部分がなくなり、全領域が利用できる。
ハードディスクに登録されているのはデータだけではなく、ファイルの管理情報なども記録しています。したがって、「全領域が使用できる」という表現は正しくありません。

 ファイルの管理情報を格納する領域が少なくてすみ、その分ユーザが多く利用できる。
断片化されている状態では、ファイルの記録位置を示す管理情報はむしろ増えてしまいます。

 連続してデータを読み取る場合、磁気ヘッドのシーク回数が少なくなるので、読取時間が短くなる。
正しい記述です。

 よって、エが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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