[0055] チェックデジット

平成12年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
 チェックディジットを利用する目的として、適切なものはどれか。
数値項目へ入力したデータに、英字や記号が混入した誤りを検出する。
入力したコードの値の誤りを検出する。
入力したコードのけた数の誤りを検出する。
入力したデータ値が、定められた範囲内に収まっていない誤りを検出する。

正解

解説

 チェックデジットに関する問題です。

 チェックデジットは、その名のとおり「チェック用の桁」という意味です。
 元のコードについてある種の計算を行い、その結果を「チェックデジット」としてそのコードに付加することで、入力されたコードの値に誤りがあるかどうかを検査することができます。身近なところでは、皆さんのお手元にある書籍の裏側には、「ISBNコード」が印刷されていると思います。ISBNコードは、以下のような形式で、
    ISBN9-99999-999-9
チェックデジットは、この赤字の最終桁の部分です。

■ (参考)ISBNコードチェックデジットの算出方法

1) ISBNコードの各桁に、重み(ウェイト)と呼ばれる数字を掛けて、計算結果の合計を求める
※このウェイトは、それぞれのコードによって決められてています



2) 1)で求めた合計の 11 で割った余りを 11 から引いたものがチェックデジットになります
※ただし計算結果が 10 のときは、チェックデジットは 'X'、11のときは、0 です

    11 - ((合計)MOD 11 )
    = 11 - ( 486 MOD 11 )
    = 11 - 2
    = 9


よってチェックデジットは 9 です。


 このチェックデジットは、以下のような理由で付加されています。

[誤読ミスのチェック]
OCR装置などでコードを読取る際に、コード印刷面に汚れやキズなどがあると誤読の可能性があります。読取後に、チェックデジットを再計算し、読込んだチェックデジットと値が異なっていた場合は、誤読があったこと判断することができます。

[誤入力ミスのチェック]
OCRなどの機械読取だけではなく人間がて入力する場合にも、チェックデジットごとコード入力させることで、入力ミスをチェックすることができます。

[偽造防止のチェック]
一般的に、チェックデジットの計算方法は、そのコードの利用用途によって複雑さが違います。例えばお金を扱うような、高い機密性が求められるコード体系では、ウェイトの計算を2重に行ったりすることで、チェックデジットの算出計算を複雑にすることができます。そのため、第三者がチェックデジットを含めたコードを偽造することは難しくなります。

 それでは、選択肢をみていきましょう。


 数値項目へ入力したデータに、英字や記号が混入した誤りを検出する。
ニューメリックチェックの目的です。

 入力したコードの値の誤りを検出する。
チェックデジットの目的です。

 入力したコードのけた数の誤りを検出する。
桁数チェックの目的で。

 入力したデータ値が、定められた範囲内に収まっていない誤りを検出する。
レンジチェック(範囲チェック)の目的です。


 よって、イが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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