[0044] DRAM

平成10年度秋期 (旧)第2種情報処理技術者試験より
 DRAMの説明として、適切なものはどれか。
コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを表現する。主記憶としてよく用いられる。
製造時にデータが書き込まれる。マイクロプログラム格納用メモリとして用いられる。
専用の装置でデータを書き込むことができ、紫外線照射で消去ができる。
フリップフロップで構成され、高速であるが製造コストが高い。キャッシュメモリなどに用いられる。

正解

解説

 ICメモリのDRAMに関する問題です。

 ICメモリ関連の知識をまとめてみましょう。


■ RAM

・SRAM:Static RAM(Random Access Memory)

電源を切るとデータが消えてしまう揮発性の記憶装置。
高速だが高価なので、キャッシュメモリなどの限定した用途に用いられる。フリップフロップ回路により実現されるため、DRAMのようなリフレッシュは不要。


・DRAM:Dynamic RAM(Random Access Memory)

揮発性の記憶装置。
それほど高速ではないが安価なので、メインメモリ(主記憶)として用いられる。メモリセル(コンデンサ)の電荷状態でビット単位の情報を記憶しているが、メモリセルの電荷は放電してしまうので、定期的にリフレッシュ(再充電)が必要。


■ ROM

マスクROM:mask ROM(Read Only Memory)

電源を切ってもデータが消えない不揮発性の記憶装置。
マスクROMは、読み出し専用のメモリで、ROM製造工場でしか記憶内容の設定ができない。


・PROM:Programmable ROM

不揮発性の記憶装置。
ROMライターを使って、ユーザが一度だけ記憶させることができる。


・EPROM:Erasable PROM

不揮発性の記憶装置。
紫外線照射によって、何度でも書込み直しができる。コンピュータのシステムBIOSなどに利用されているが、最近ではフラッシュメモリを使うケースが増えてきている。


・EEPROM:Electoric EPROM

不揮発性の記憶装置。
電気的に何度でも書込み直しができる。ただし書き換える際には、一度すべてのデータを消去する必要がある。この欠点を改良してブロック単位での書き換えを行えるようにしたのがフラッシュメモリである。



 選択肢をみていくと、

 コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを表現する。主記憶としてよく用いられる。
DRAMの説明です。

 製造時にデータが書き込まれる。マイクロプログラム格納用メモリとして用いられる。
マスクROMの説明です。

 専用の装置でデータを書き込むことができ、紫外線照射で消去ができる。
EPROMの説明です。

 フリップフロップで構成され、高速であるが製造コストが高い。キャッシュメモリなどに用いられる。
SRAMの説明です。


 よって、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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