[0036] 稼働率

平成11年度秋期 (旧)第2情報処理技術者試験より
 あるシステムに接続された10台の端末の1か月の故障時間の総和は、720分であった。また、この端末の稼働予定時間は、毎日9時から17時までである。1か月を30日としたとき、このシステムにおける端末の月間平均稼働率(%)は幾らか。
5.0
50.0
95.0
99.5

正解

解説

 システム稼働率に関する問題です。

 コンピュータシステムの可用性を評価する尺度としては、稼働率がもっとも頻繁に使用されます。システムの稼働率は、以下の式で求められます。

稼働率 = (稼働時間) ÷ (稼働時間 + 修理時間)


上式での「稼働時間」とは、システムが正常に稼動している時間のことで、平均故障間隔(MTBF; Mean Time Between Failures)と呼ばれるもことあります。平均故障間隔は、「修理を終えたシステムが、次に故障を起こすまでの平均時間」の意味で、稼働時間とは逆の視点から説明している言葉だといえるでしょう。
 また、「修理時間」は、その文字通り、修理や故障中のため稼動していない時間のことで、平均修理間隔(MTTR; Mean Time To Repair)ともいいます。

 よって稼働率の式は、以下のように表記される場合もありますので、どちらの表現で出題されても対応できるようにしっかりと覚えておきましょう。

稼働率 = (MTBF) ÷ (MTBF + MTTR)


 それでは計算を行っていきましょう。1ヶ月における全10台での故障時間は、720分ですので、
    MTTR = 720(分)
このシステムは、それぞれの端末が毎日9時から17時までの8時間を1ヶ月30日稼動します。システムの稼動予定時間においては、システムは故障している(稼動していない)か、稼動しているか、必ずどちらかの状態にあると考えられます。また、端末が全部で10台あるので、
    MTBF + MTTR = 8(時間) × 60 (分) × 30(日) × 10(台)= 144,000(分)
    MTBF = (MTBF + MTTR)- MTTR = 144,000(分) - 720(分) = 143,280(分)
以上より稼働率は、
    稼働率 =(MTBF) ÷ (MTBF + MTTR) = 143,280(分) ÷ 144,000(分)= 0.995
 したがって、99.5%のエが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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