[0035] NTP

平成12年度秋期 初級システムアドミニストレータ試験より
 NTP(Network Time Protocol)の用途に関する記述として、適切なものはどれか。
主インターネットを経由して、最新のプログラムファイルをダウンロードする。
クライアントサーバシステムでの業務アプリケーションプログラムの応答時間を正確に測定する。
タイムサーバを利用して、ネットワーク上の各パソコンの時刻を合わせる。
ファイルサーバに格納されている共用ファイルの作成日を調査する。

正解

解説

 NTPプロトコルに関する問題です。

 NTP(Network Time Protocol)は、インターネット上のコンピュータの内臓時計の時刻をあわせるためのプロトコルです。インターネットのように負荷変動の激しい回線でも高精度・高信頼性の時刻情報を提供できるようにするために、NTPは極めて複雑な仕組みになっています。こうした背景から、簡易版のプロトコルとしてSNTP(Simple Network Time Protocol)も利用されています。

 正確な時刻情報を伝える側のNTPサーバは、日本でもインターネット上で十数ヶ所程度公開されています。

 NTPを利用して、コンピュータの時刻あわせを行う場合、公開されているNTPサーバから直接時刻情報を得ることも可能ですが、NTPのプロトコルが複雑であるため、予想以上に通信トラフィック量が高くなるケースがあります。 そのため、LAN内にNTPサーバを1台設置して、この1台のみが公開NTPサーバとアクセスするようにし、LAN内の一般のクライアントは、そのLAN内のNTPサーバへ時刻情報を問い合わせるような構成にするのが一般的です。

 それでは選択肢をみていきましょう。

 主インターネットを経由して、最新のプログラムファイルをダウンロードする。
プログラムファイルの更新日時をチェックするためのものではありません。

 クライアントサーバシステムでの業務アプリケーションプログラムの応答時間を正確に測定する。
応答時間は、処理実行指示から応答までの時間であり、時刻ではありません。

 タイムサーバを利用して、ネットワーク上の各パソコンの時刻を合わせる。
正しい記述です。

 ファイルサーバに格納されている共用ファイルの作成日を調査する。
選択肢アと同じく、ファイルのタイムスタンプを調査するためのものではありません。


 したがって、ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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