[0030] データウェアハウス

平成12年度春期 (旧)第2種情報処理技術者試験より
 データウェアハウスについて記述したものはどれか。
情報システムで利用するデータを管理することである。データの無駄な重複をなくしたり、部門ごとにバラバラだったデータを一元管理したりすることによって、データ資源を把握しやすくする。
データのもつ冗長性を除くことによって、データ量を削減する技術である。画像を処理するイメージ処理では、取り扱うデータ量が膨大になるので必須技術である。
目的に応じ編成された時系列データの集まりであり、様々な視点から情報活用、分析を行えるので、意思決定支援に有効である。
利用者間のコミュニケーションや情報の共有を実現し、グループによる作業を効率化するソフトウェアである。

正解

解説

 データウェアハウスに関する問題です。

 Data Warehouse、略してDWHと呼ばれることもあります。
 Warehouseとは倉庫の意味で、その意味どおり、データを倉庫のように蓄積して、経営のための情報を得ようとするシステムのことです。通常のデータベースでは、日常業務でのデータの登録、照会が中心となりますが、データウェアハウスでは、照会(データを集計、抽出し、表示する)が中心となる点で大きく異なります。一般的に、データウェアハウスへのデータ登録は、通常、基幹業務用のデータベースからバッチ処理によって行なわれます。

 データウェアハウスの利用例をいくつかあげてみます。例えば、POSシステムから過去数年分の売上情報をデータウェアハウスとして蓄積することで、商品の売行きの傾向を分析し、商品開発へのフィードバックすることができるようになります。また、どの顧客が、どのような商品を購入しているか分析して、DM(ダイレクトメール)の送付先ターゲットを絞り、効率よい顧客管理を行なうことができるようになります。

 一般的に、データウェアハウスは、大規模なデータベースシステムになります。数百万件、数千万件、あるいは数億件といったデータを集計、抽出を行なうので、ユーザの利用目的に応じたデータを事前に集計しておく場合が多いようです。

 それでは、選択肢をみていきましょう。

 情報システムで利用するデータを管理することである。データの無駄な重複をなくしたり、部門ごとにバラバラだったデータを一元管理したりすることによって、データ資源を把握しやすくする。
集中型データベースに関する記述です。

 データのもつ冗長性を除くことによって、データ量を削減する技術である。画像を処理するイメージ処理では、取り扱うデータ量が膨大になるので必須技術である。
データの圧縮に関する記述です。

 目的に応じ編成された時系列データの集まりであり、様々な視点から情報活用、分析を行えるので、意思決定支援に有効である。
データウェアハウスに関する記述です。

 利用者間のコミュニケーションや情報の共有を実現し、グループによる作業を効率化するソフトウェアである。
グループウェアに関する記述です。


 以上より、ウが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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