[0021] 特性要因図,ヒストグラム,パレート図,レーダーチャート

平成12年度春期 初級システムアドミニストレータ試験より
A社の営業部では、事務処理の効率化を検討している。そこで、まず、現状の問題点を認識し、それらの原因の洗い出しと整理をすることになった。そのために作成する分析図として、適切なものはどれか。
特性要因図
パレート図
ヒストグラム
レーダチャート

正解

解説

 図表を利用した分析・表現手法に関する問題です。

 まずは、選択肢の各図表について解説します。

■ 特性要因図

 発生している問題の特性に対して、影響を及ぼすと考えられる要因との関連を整理し、これを体系的にまとめた図です。図が魚の骨のような形になるので、「魚骨図」、「フィッシュボーンダイアグラム」とも呼ばれます。要因の整理をしたい場合、本質的な問題は何かを深く追求する場合に使用します。


模擬試験の点数が伸びない原因の特性要因図



■ パレート図

 改善すべき重要な問題点を的確にして、重点目標を決定するための図です。パレート図を作成する際には、事前に問題点を原因別に分類し、データを集計をしておく必要があります。問題点の度数が大きいものを左から順に並べていくので、対処すべき問題の優先度が一目でわかり、また、全体的な問題の中でのウェイトも把握しやすいのが特徴です。


「情報処理模擬試験の点数が伸びない」現象のパレート図


■ ヒストグラム

 数量化できる問題点に対して、その数値範囲の分布状態を的確に表現するための図です。各数値範囲ごとの改善アクションを検討したり、その結果を確認したりすることができます。


「情報処理模擬試験の点数範囲と該当人数」のヒストグラム



■ レーダーチャート

 問題の特性をさまざまな指標から客観的に判断するための図です。閉じた折れ線内部の面積と、各指標の突出している部分と陥没している部分から、問題の特徴を把握することができます。


「情報処理模擬試験の分野別得点率」のレーダーチャート


 問題では、分析の手順を、
    ・現状の問題点を認識し、
    ・それらの原因の洗い出しと整理する

としているので、特性要因図が最もふさわしいことになります。

 よって、アが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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