[0015] バスタブ曲線

平成12年度春期 (旧)第2種情報処理技術者試験より
 図の曲線は、故障の発生頻度をグラフにしたものである。グラフの a で示す部分が平らになる理由として、適切なものはどれか。

初期故障が一定の確率で発生する時期だから。
初期故障がほぼ出尽くし、偶発故障が一定の確率で発生する時期だから。
初期故障も摩耗故障もほぼ出尽くしてしまったから。
摩耗故障が均等に発生する時期だから。

正解

解説

 システム運用分野からの問題です。

 この問題のグラフをバスタブ曲線といいます。風呂の浴槽のような形をしているので、「バスタブ(bathtub)」と呼ばれています。バスタブ曲線は、機械製品の時間経過と故障発生率との関係を表したもので、ほとんどの機械製品の故障発生率はこのバスタブ曲線のようなカーブを描きます。当然ながら、コンピュータのハードウェア故障もこのバスタブ曲線どおりに発生します。

 バスタブ曲線は、以下の3つの時期に分かれます。


  • (1)初期故障期

  • 製造過程に起因する欠陥によって、使用開始と同時に劣化・故障してしまうことが多い期間です。初期不良の発生期間といえます。
  • (2)偶発故障期

  • 初期不良品がなくなり、一定の割合でしか故障が発生しない安定した期間です。
  • (3)磨耗故障期

  • 部品が磨耗・劣化してきており、故障発生が増加してくる期間です。この時期をはやく迎えてしまうかどうかは、その製品の耐久性や使用環境によって変化します。
 この問題の a の期間はバスタブ曲線の平らな部分に相当するので、偶発故障期であるといえます。したがって、偶発故障期の説明となっているイが正解となります。
※ 解説の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報の正確性,妥当性について保証するものではありません。ご注意ください・・・

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