[0014] 回線利用率

平成12年度秋期 (旧)第2種情報処理技術者試験より
 本社と工場との間を専用線で接続してデータを伝送するシステムがある。このシステムでは256バイト/件の伝票データを10件ごとにまとめて、それに80バイトのヘッダ情報を付加して送っている。伝票は1時間に平均10,800件発生している。回線速度を9,600ビット/秒としたとき、回線利用率は何%か。
8.25
64
66
84

正解

解説

 ネットワーク分野からの問題です。

 ネットワークの回線利用率は、公式、という程ではありませんが、

回線利用率 =
 (一定時間での送信データ量) ÷ (一定時間での最大送信可能データ量)


と表すことができます。回線速度をフルに使って送信できるデータ量を、全て送信できているときは、100%です。また、半分しかデータを送信できていないときは、50%、ということになります。

 それでは、まず、(一定時間での最大送信可能データ量)から求めてみましょう。

 1秒あたりの回線速度をバイト単位に換算しましょう。回線速度は、9,600ビット/秒ですので、
    1秒あたり最大送信可能データ量 = [回線速度]9,600 ÷ 8 = 1,200バイト
 問題では、「1時間あたり」という単位での計算が求められているので、
    1時間あたり最大送信可能データ量
        [1秒あたり最大送信可能データ量]1,200 × [秒]60 × [分]60 = 4,320,000バイト
 これで、一定時間(1時間)での最大送信可能データ量は求められました。次に、 (一定時間での送信データ量)を求めます。注意しなければいけないのは、伝票10件単位で、かつ、ヘッダ情報を付加して送信している点です。これは下図のような状態でデータを送信していることになります。



 よって、1回のデータ送信で2,640バイトを送信することになります。1時間あたり、10,800の伝票データを送信するので、1時間あたり送信データ量は、
    1時間あたり送信データ量
        [1回でのデータ送信量]2,640 × ([伝票数]10,800 ÷ [データ送信単位での伝票数]10)
        = 2,851,200バイト
したがって、1時間あたりでの回線利用率は、
    回線利用率
        [1時間での送信データ量]2,851,200バイト ÷
        [1時間での最大送信可能データ量]4,320,000バイト = 0.66
 したがって、ウが正解となります。
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